ごきげんすいっち

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ごきげんすいっち

「ごきげんすいっち」で心穏やかな生活を。自分をいたわる優しい暮らし。

勉強がでなくても内申点がなくても、絶対に諦めなかった高校受験。

この春、長男が高校生になりました。

慣れない制服に身をつつみ、慣れない通学路で、慣れないクラスメイトと始まったばかりの高校生活。口数の多い子ではありませんが、楽しそうな表情で学校の様子を話してくれるので安心しています。

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長男にとって私は「お節介なお姉さん」

長男は私にとって継子(夫の子)にあたります。

おととしの再婚で、中学2年生の夏から長男と一緒に暮らしはじめました。私とは15歳しか年が違わず、「母親」とは到底思えないであろう複雑な心境の中、思春期の難しい時期にも関わらず私を受け入れてくれました。

長男が私を「母親」だと思えないことは当然のことですし、「お母さんと呼びなさい!」なんて強制するつもりは全くありませんでした。私はあくまでも「母親」としてではなく、「ひとりの大人」「お節介なお姉さん」として接することを心がけました。

 

初めて経験した「中学生の親」

実子がまだ小学生なので、「中学生の親」という立場は初めての連続。特に長男の場合は学習に関する問題を抱えてたため、三者懇談にて「どの高校を受験しますか?」と問われるであろうところを「そもそも高校受験はお考えですか?」から始まる始末でした。

 

普通校の受験を否定されたところから始まった高校受験

長男の名誉のために補足しますが、「不良でどうしようもない」という理由で普通校の受験を否定されたわけではありません。とにかく真面目で礼儀正しい子ですが、何においても不器用なのです。その不器用さゆえに、これまで思うように学習ができず苦しんできたようです。

学校の先生からは 内申点(通知表)が足りないことや、テストで点数がとれないこと、高校に進学しても授業についていけないかもしれないという理由で受験を否定されたのが中学2年生の終わり。私が一緒に暮らし始めて半年のこと。

 

中学校に頼ることは諦めた受験校さがし

「こんな真面目な子が高校に行けないはずがない!」と、どれだけ学校に訴えても普通校の受験を否定され続けたので、学校に任せるのは諦めて自分たちで徹底的に調べ動きました。

学習に関する専門の先生に助言を仰いだり、高校見学を利用して直接高校の先生に相談をする時間を個人的に設けていただきました。また、実際に通っている生徒・通わせている保護者(もしくは通っていたOB/OG)に話を聞いて、学校のホームページや案内パンフレットには掲載されていない「生の情報」を収集し続けました。

 

「高校生になりたい」が長男の第一希望

中学3年生の夏になっても、中学校は普通校の受験に難色を示したまま。三者懇談のたびに提案されるのは「専門学校」「職業訓練校」でした。長男の希望は一貫して「高校生になりたい」なのです。中学校が提示してきた専門学校や職業訓練校では高卒資格がもらえません。一体中学校は何を考えているのかと不信感でいっぱいでした。

中学3年の秋になると、やっと「私立を単願で…」と中学校側が高卒資格のもらえる高校を提案してきましたが、そもそも長男は「公立高校を受験したい」と以前より訴えているので、私立併願はあっても単願は却下。

 

諦めなかった、腐らなかった。

学校の先生が自分の志望を応援してくれなくても、否定されても、長男は腐りませんでした。そんな長男に応えようと夫も私も最大限にコネクションを使い、必死に受験校を探しました。

結果、中学校が提示してきた専門学校でも職業訓練校でも私立単願でもなく、習熟度別の少人数指導体制のある公立高校(エリア外)を受験することにしました。エリア外の高校だからか、長男の通う中学校の先生方はその高校について全くの無知でした。自分たちで実際に足を運び調べた結果、不器用で学力の乏しい長男が3年間すごすには最適の環境と判断し夫と私と長男で決断しました。(エリア外といっても家から自分で通える距離です)

 

サクラ咲いた

長男が受験した高校の志願者数は1.07倍。落ち着かない日々が続きましたが、無事合格することができました。内申点やテストの点が伸びないことは容易に想像できたので、長男の真面目さや人の良さが伝わるようにと、中学3年生になった春から1年かけて面接や作文の練習に取り組んだことが良かったのかもしれません。

 

今後に活かしたい教訓

あくまでも長男の通っていた中学校の場合ですが、

  • 高校の情報は「パンフレットに記載されている程度」しか知らない
  • そのため「現在の高校の様子や取り組み」を知らない
  • 家から通える範囲であっても「エリア外の高校は全くの無知」
  • とにかく「不合格者=進路未確定を出したくない」
  • 少しでも成績の怪しい生徒には単願or専門学校を薦める

…ということが分かりました。わが家はまだ次男・三男がいずれ高校受験に挑むことになるので、「自分たちで調べる・動く」を忘れずに今回の経験を活かそうと思っています。

 

まとめ

学校や先生によって進路指導・進路相談には差があると思います。だからこそ、子供の希望や想いにまずは親が耳を傾けること、決して否定しないこと。たとえ学校や友達が応援してくれなくても一番の味方になって励まし支えること、辛い時には一緒に打開策を考えること。

人生の先輩として、過去に同じく高校受験を経験した者として、前に進もうとする子供の足元を少しでも照らしてあげられたら…という想いで取り組んだ初めての高校受験でした。

 

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